中耳炎がいつまでもよくならない
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年齢 8歳
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年齢別 7歳〜12歳
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性別 女
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症例報告 |
もう1年近く中耳炎が続いています。最初急性の中耳炎に罹ったあと再度中耳炎に。以後、中耳に水が溜まりやすくなっています。耳鼻科の先生からいただく薬は効きません。自分の声は大きく聞こえるのに、人の話す声は良く聞こえません。こうした慢性的な中耳炎は耳管のリンパ液の排出が悪いことが原因です。耳管と身体のリンパ液の循環を良くするために頚椎、骨盤、頭蓋骨の調整を行うと、1回目の治療から耳の状態が改善し、数回の治療で完治しました。これを通院していた耳鼻科の先生が「水が溜まっていた状態は改善しました」と確認しています。
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備考 |
中耳のリンパ液は耳管を通って鼻腔に排出されます。成人の耳管はほぼ垂直なのに小児の耳管は水平構造なのでリンパ液が鼻腔に排出されにい難点があります。とくにくびや背骨、頭蓋骨の可動性が低下すると、リンパを排出する筋肉のポンプ作用が低下して中耳にリンパ液が滞留しやすくなります。どぶにボーフラが湧くのと同じで、バクテリアが繁殖しやすくなり感染します。これを中耳炎と言います。何度も中耳炎を再発するこどもは抗生物質の投与によって体内の生理菌(善玉菌)も殺されてしまう結果、抵抗力が低下して再感染しやすいのです。中には感染-抗生物質-再感染を繰り返す子ども少なくありません。抗生物質を投与されたら、ビフィズス菌や乳酸桿菌の入った食品を摂取する必要があります。また、鼓膜切開術は傷跡が感染しやすくなるため、根本解決とはなりません。米国では300件以上の中耳炎をカイロプラクティックのケアで改善した治験例があります。
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記入日時 /
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